webマーケティング転職

ブログキーワード選定のやり方5ステップ – SEOコンサルタントが解説

ブログで稼げるようになりたいけど、キーワードはどうやって選べばいいんだろう?

今回はこんな疑問に現役WEBマーケターのぼくが答えていきます。

Contents
  1. ブログはキーワード選定をしないと稼げない3つの理由
  2. ブロガーが狙うべきキーワードとは?
  3. ブログキーワード選定方法を5ステップで解説【無料ツールだけ】
  4. ブログキーワード選定を6ステップで解説【有料ツールあり】
  5. ブログキーワード選定に関するよくある質問
  6. まとめ:ブログを書くならキーワード選定に一番時間をかけよう

ブログはキーワード選定をしないと稼げない3つの理由

ブロガーさん
ブロガーさん
せっかく記事を書いたのに全然読まれない・・・

ブロガーさんだとよく聞く悩みですね。この原因は3パターンに分けられます。90%以上の人が下記3つのどれかにハマってしまっていることが多いため、ここだけ避けてもらえれば読まれやすいブログ記事を書けるようになります。

  • 記事では上位表示できないキーワードを選んでしまう
  • 絶対に競合に勝てないキーワードで挑んでしまう
  • 収益につながりにくいキーワードで消耗する

記事では上位表示できないキーワードを選んでしまう

キーワードの中には記事では上位表示できないものがあります。

上位表示とは検索結果の1ページ目に入ることです

例えば、「求人」で検索してみるとこれらのページが上位表示されます。

求人の検索結果

このように「求人」で上位表示されるのは、「indeed」「求人ボックス」「タウンワーク」など実際に求人応募ができるページだということがわかります。

要するにユーザーの検索意図は「記事で情報を得たいというより、求人に応募したい」というわけです。そのため、記事では上位表示できないという判断になります。

今回例を挙げた求人以外にも、記事では上位表示するのが難しいキーワードはたくさんありますので、きちんとキーワード選定をしないとそもそも上位表示できないキーワードに対して記事を書いてしまい、ひたすら消耗するということになります。

絶対に競合に勝てないキーワードで挑んでしまう

じゃあ記事で上位表示されるキーワードならいいんだね!

残念ながらそうでもありません。なぜかというと、記事で上位表示が可能だとしても、現状上位表示しているのが強い競合であれば、そのキーワードで上位を獲得するのは困難だからです。

ブロガーさんであれば、企業が上位を占めているキーワードは避けるようにしてください。せっかく書いた記事が上位表示できないのは、すごくもったいないので。

ちなみに、その記事を企業が書いているかどうかは実際にサイトを見て「運営者情報」を見るとわかりやすいです。大体○○株式会社や○○編集部などと書かれているはずです。

収益につながりにくいキーワードで消耗する

ではここまでで

  • 記事で上がるキーワード
  • 競合が強すぎないキーワード

を選べたと思います。ここまでくれば注意すべきは最後の1つです。

それは収益につながらないキーワードで消耗することです。

どういうことかというと。ブロガーさんであれば、収益化するのはアフィリエイト広告がメインだと思います。その場合、最終的にその紹介するアフィリエイトに興味を持ってくれるキーワードを選ばなければいけないというわけです。

例を出します。

(例)美容脱毛のアフィリエイト広告を紹介する場合
ここで注意すべきは、悩みが明確でないキーワードです。

例えば、「美容脱毛」などの単ワードを狙うことです。このキーワードで検索するユーザーがどんなユーザーかあなたは分かりますか?おそらくわからないはずです。

なぜかというと、「美容脱毛とはそもそも何かを知りたいユーザー」「美容脱毛を検討していておすすめサービスを知りたいユーザー」「美容脱毛経験者の口コミを見たい人」など色々なユーザーが想像できるからです。

なので狙うべきは「美容脱毛」ではなく、「美容脱毛 口コミ」や「美容脱毛 おすすめ」「美容脱毛 選び方」などユーザーのニーズが明確なキーワードを選ぶ必要があるというわけです。

ブロガーが狙うべきキーワードとは?

ブロガーさん
ブロガーさん
失敗するケースは理解しました。では、どんなキーワードを狙えばいいですか?

結論から言うと、下記3つのいずれかに該当するキーワードを選んでください。

  • ロングテールキーワード
  • 企業が書きにくいキーワード

ロングテールキーワード

ロングテールキーワードとは、月間検索回数が小さいキーワードのことです

なぜロングテールキーワードを狙うべきか?それは、企業はサイトを運営するのに人件費だったりの費用が掛かるため、あまり収益につながらないキーワードをさけるからです。

例えば、月間検索回数が10000回のキーワードと100回のキーワードであれば、上位表示したときに見てくれるユーザーの数に圧倒的な差があります。

企業であれば、費用を回収するためにもできるだけ多くの人が見てくれるキーワードを狙いたいわけです。一方、ブロガーさんであれば基本1人で記事を書いているので人件費はかかりません。なので、ロングテールキーワードのような小さなボリュームのキーワードを複数狙って収益化を図るのが得策となります。

企業が書きにくいキーワード

企業が書きにくいキーワードというものが実は存在します。色々ありますが一つ例を挙げると他社企業を批判するような記事です。

例えばですが、「三井住友銀行 ブラック」みたいな記事はかけないでしょう。説明するまでもなくみなさん理解できると思いますが、その企業と対立することになりかねませんし、企業としての品格を問われることになるからです。

そこをブロガーさんが狙っていくというのは大いにありです。実はユーザーはこういったネガティブな記事こそ興味を持つというメリットもあります。

日本人はゴシップが好きだと言いますが、それはこういうところにもでてきますね。

ブログキーワード選定方法を5ステップで解説【無料ツールだけ】

ではここからはキーワード選定の実際の流れを詳しく解説していきます。現役WEBマーケターが仕事でやっている流れをそのままお伝えします。

まずは無料ツールだけでやる方法です。まだ稼げていないブロガーさんは無料ツールで十分です。ただし、企業のWEBマーケターや稼いでいるブロガーさんは有料ツールを使っているケースが多いので、余裕がでてきたら、有料ツールを使うことをおすすめします。

  1. ブログの軸となるキーワードを考える
  2. ラッコキーワードで関連キーワードを取得
  3. キーワードボリュームで絞る
  4. それぞれ検索してみて、記事コンテンツで上位を獲得できるキーワードに絞る
  5. 目標に合わせて優先順位をつけて記事を書いていく
  6. 各キーワードをGRCに登録して定期的に順位を計測する

ブログの軸となるキーワードを考える

まずはあなたのブログの軸となるキーワードを考えます。軸というのは、「一言でいうとなにについてのブログか?」ということです。このブログであれば「WEBマーケティング」や「SEO」が軸となるキーワードになります。

色々なことを書いているから軸となるキーワードなんてない・・・

という人は、まず書くことを3つぐらいに絞ることをお勧めします。なぜかというと、2023年では専門性のあるサイトが上位表示されやすい傾向にあるからです。逆に色々なことを書いている記事だと、Googleから専門性の低いサイトだと評価され、上がりづらくなってしまいます。

3つに絞れたら、その3つそれぞれから1つ軸となるキーワードを選べばOKです。

ラッコキーワードで関連キーワードを取得

次に軸となるキーワードを選んだら「ラッコキーワード」を使って関連キーワードを取得します。

ではこのブログで軸となる「WEBマーケティング」で実際にやってみます。

まずは検索窓に軸となるキーワードを入力して、検索してください。

すると次の画像のように、そのキーワードを含んだ様々なキーワードを自動で表示してくれます。

次に、右上の「全キーワードコピー」をクリックしてください。これで重複キーワードを削除してくれます。

キーワードプランナーでキーワードボリューム0を削除する

次に先ほど取得した全キーワードを検索ボリュームをキーワードプランナーで調べます。

そうすると、各キーワードの検索ボリュームを表示してくれます。

この中でボリューム0のキーワードがあれば削除してください。

それぞれ検索してみて、記事コンテンツで上位を獲得できるキーワードに絞る

ここからは少し地道な作業が必要です。

各キーワードを実際に検索してみて、記事で上位表示できるか?競合が強すぎないか?を調べていってください。無理なキーワードには×などわかるように目印をつけておくと良いです。

目標に合わせて優先順位をつけて記事を書いていく

それぞれ調べ終わったら、残っているのは記事で上位表示ができて、競合も強くないキーワードですよね。

そしたらあとはどのキーワードから記事を書いていくか?という優先順位をつけるだけです。

優先順位のつけかたは、記事の書きやすさやキーワードボリュームを目安とすればOKです。細かいことを言えば優先順位のつけ方はありますが、そこまでやる必要はありません。優先順位をつけるだけの話であって、いずれは全てのキーワードを対策するわけですから。

各キーワードをGRCに登録して定期的に順位を計測する

あと最後に必ずやっていただきたいことがあります。それはGRCというツールに各キーワードを登録することです。

GRCというのは、登録したキーワードで今何位なのか?を計測してくれるツールです。

キーワード選定をしたら、そのキーワードで対策していくわけですから、順位を把握することは必須です。なぜかというと、順位が落ちていれば分析して改善する必要があるからです。順位がわからなければ、何も対策ができません。

GRCはぼくも個人的に使っており、1年使い放題で5000円ぐらいなので、ぜひ使っていただければと思います。

ちなみに、どれぐらいの期間で計測するかというと、週1回ぐらいで大丈夫です。面倒であれば月に1回でもいいでしょう。

ブログキーワード選定を6ステップで解説【有料ツールあり】

次に有料ツールを使ってキーワード選定をする方法を解説します。

有料ツールを使うメリットは、「簡単で正確」というところです。ほかのサイトの詳細な情報を盗み見ることができるので、かなり正確なデータをもとにキーワードが選べます。

  1. サイトの軸となるキーワードを考える
  2. 実際に検索してみて、上位のサイトをメモする
  3. 有料ツールでその上位サイトが獲得しているキーワードを抽出する
  4. その中で記事コンテンツで獲得しているキーワードに絞る
  5. 目標に合わせて優先順位をつけて記事を書いていく
  6. 各キーワードをGRCに登録して定期的に順位を計測する

順番に解説します。

サイトの軸となるキーワードを考える

ここは無料ツールのところで説明した内容と全く同じです。一応下記に記載します。

まずはあなたのブログの軸となるキーワードを考えます。軸というのは、「一言でいうとなにについてのブログか?」ということです。このブログであれば「WEBマーケティング」や「SEO」が軸となるキーワードになります。

色々なことを書いているから軸となるキーワードなんてない・・・

という人は、まず書くことを3つぐらいに絞ることをお勧めします。なぜかというと、2023年では専門性のあるサイトが上位表示されやすい傾向にあるからです。逆に色々なことを書いている記事だと、Googleから専門性の低いサイトだと評価され、上がりづらくなってしまいます。

3つに絞れたら、その3つそれぞれから1つ軸となるキーワードを選べばOKです。

実際に検索してみて、上位のサイトをメモする

軸となるキーワードを決めたら、実際に検索してみて、上位表示されているサイトURLをメモしてください。メモするサイト数は多ければ多いほどいいですが、最低3つあれば大丈夫です。

有料ツールでその上位サイトが獲得しているキーワードを抽出する

次にSEMRushやAhrefsというツールで、メモしたサイトを検索すると、そのサイトがどんんなキーワードで上位を獲得しているのかを一覧で見ることができます。

有料ツールの素晴らしいところはこれですね。

無料ツールだけの場合は、一つずつ検索して上位表示できるを確認しなければいけませんでしたが、有料ツールでは競合が獲得しているかどうかが見れてしまうので、それを優先的に対応していけばいいわけです。

その中で記事コンテンツで獲得しているキーワードに絞る

競合サイトが獲得したキーワードが見つかりましたら、次にどういうページでそのキーワードを獲得しているかを見てください。

例えば、そのサイトが求人サイトの場合、記事で獲得しているのではなく求人掲載ページでそのキーワードを獲得しているのかもしれません。

そこを見誤るとせっかく有料ツールを使った意味がなくなってしまうので、必ず記事ページで順位を獲得しているキーワードに絞るようにしてください。

ここまででキーワード選定は完了です。

目標に合わせて優先順位をつけて記事を書いていく

ここから先も無料版と同じですので、そちらを掲載しておきます。

それぞれ調べ終わったら、残っているのは記事で上位表示ができて、競合も強くないキーワードですよね。

そしたらあとはどのキーワードから記事を書いていくか?という優先順位をつけるだけです。

優先順位のつけかたは、記事の書きやすさやキーワードボリュームを目安とすればOKです。細かいことを言えば優先順位のつけ方はありますが、そこまでやる必要はありません。優先順位をつけるだけの話であって、いずれは全てのキーワードを対策するわけですから。

各キーワードをGRCに登録して定期的に順位を計測する

あと最後に必ずやっていただきたいことがあります。それはGRCというツールに各キーワードを登録することです。

GRCというのは、登録したキーワードで今何位なのか?を計測してくれるツールです。

キーワード選定をしたら、そのキーワードで対策していくわけですから、順位を把握することは必須です。なぜかというと、順位が落ちていれば分析して改善する必要があるからです。順位がわからなければ、何も対策ができません。

GRCはぼくも個人的に使っており、1年使い放題で5000円ぐらいなので、ぜひ使っていただければと思います。

ちなみに、どれぐらいの期間で計測するかというと、週1回ぐらいで大丈夫です。面倒であれば月に1回でもいいでしょう。

ブログキーワード選定に関するよくある質問

次にキーワード選定に関してよくもらう質問にお答えしていきます。

  • キーワードボリュームはどれぐらいを狙うべきですか?
  • サイトの軸となるキーワードがわかりません
  • GRCは必須ですか?

キーワードボリュームはどれぐらいを狙うべきですか?

一概にこれぐらいとは言えないのですが、おすすめはキーワードボリューム500以下です。

なぜかというと、500以上になってくると企業も十分に参入してくるレベルだからです。

また、最初はキーワードを決めてきちんと書けば順位が上がるんだということを体感してもらうためにも、10~50ぐらいのキーワードボリュームでよいと思います。

そのうち、感覚が身についてくればもっとボリュームを上げていけばOKです。

サイトの軸となるキーワードがわかりません

サイトの軸となるキーワードがわからない場合は、おそらく色々なテーマで記事を書いているのではないでしょうか?

その場合、テーマを3つぐらいに絞るようにしてください。テーマを絞ると、そのテーマで沢山記事を書くことになりサイトの専門性が高まります。専門性が高まるとGoogleから評価され順位が上がりやすくなります。

3つぐらいに絞る基準としては、自分がそのテーマについて詳しいか。詳しくなくてもこれから継続的に勉強していく気持ちがあるかで選ぶと失敗しにくいです。

僕が一番おすすめしているのは社会人であれば、仕事に関することを記事にする。学生であれば勉強したことやスポーツのことなど普段から取り組んでいることをテーマにしてもらうと、ネタ切れしにくくなります。

GRCは必須ですか?

必須ではありません。

ですが、GRCがあるとないとでは効率が5倍は違ってくると思ってください。また、この記事を読んでキーワード選定が重要ということを理解したならば、そのキーワードでの順位を追っていくことも重要と理解されているはずです。

1年間使い放題で5000円ぐらいなのでぜひ使ってください。僕は仕事ではもちろん、このブログでも個人的にGRCを契約して使っていますよ。

まとめ:ブログを書くならキーワード選定に一番時間をかけよう

ここまでブログのキーワード選定が重要という話をしてきました。

ブログで少しでも稼ぎたいのであれば、キーワード選定に一番時間をかけるべきというのが僕の意見です。

仕事や勉強など本業がありながら、ブログを始めるというその行動力は素晴らしいです。そのため、その努力が無駄にならないよう必ずキーワード選定は怠らないようにしていただければと思います。

 

 

 

ABOUT ME
ぐら
法人WEBマーケター。得意領域はSEO対策です。現在は中小企業19社のSEOコンサルを担当しています。このブログでは未経験からWEBマーケターに転職できた方法と、SEOノウハウを発信しています。疑問点などありましたらお気軽にご連絡ください。
こちらの記事もおすすめ