今回はこんな疑問にSEOコンサルタントの私がお答えします。
静的URL・動的URLとは
静的URLとは、いつだれがアクセスしても固定のURLのことです。
わかりづらいですね。具体例を出して解説します。
下記が静的URLにあたります。
https://suumo.jp/kanto/
これは誰がいつアクセスしても変わらないURLです。
では逆に動的URLとはなんでしょう?
動的URLとは、アクセスするタイミングなどによってURLが変わるものが当たります。
https://www.suumocounter.jp/mansion/?suit=STct20180626003
上記のように「?」や「&」などがつけられているものが動的URLです。
なぜ動的URLが必要なの?
ここまで読んだ人は恐らく上記のような疑問を持つはずなので、この質問に回答します。
動的URLが必要なのは、「コンテンツごとにページ数を用意するのが困難だから」です。
例えば、求人サイトの場合、日々新しい求人が追加されますよね。これに対して、1つ1つ専用のページを作成するのはとても無理です。
そこで、まずは求人データをデータベースに入れておきます。そして、状況に応じて動的URLを作成することで、1つのページで表示する内容を変えることができるというわけです。
データベースに各求人を入れるのも手間がかかりますが、1ページずつ作成するのとは比べ物にならないほど容易です。
ちなみにですが、動的URLはデータベース型のサイトでよく使われます。
データベース型とは、コンテンツをサイトに直接書くのではなく、データベースにある情報を引っ張ってきて表示するということです。特に求人サイト、不動産サイト、ECサイトなどで用いられています。
動的URLを静的URLに変換するべき?
結論から言うと、現在は動的URLでもSEO的なデメリットはありません。
以前までは「動的URLでは構造が複雑かつ不要な文字が多いため、Googleがコンテンツを認識できない」というデメリットがありました。
しかし2023年現在はGoogleも進化しており、動的URLのような複雑なURL構造であっても正しく認識できるようになっています。
そのため、動的URLを静的URLに変える必要もありません。
静的URLと動的URLはどちらがSEOに有利なのか?
こちらも結論としては、静的URLでも動的URLでも、SEOへの効果は変わりません。
そのため、無理に動的URLを静的URLに変換するなども必要ありません。
まとめ:静的URLと動的URLにSEO上の差は無し
いかがでしたでしょうか。
動的URLって難しそうですが、要するに「1ページで色々表示内容変えたいよ。だからidとかを付与して管理しようね」っていうことです。
SEOに携わっている人にとってはSEO上の効果が気になるところだと思いますが、2023年現在はSEO効果は変わりませんので、放置していただいて大丈夫です。