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構造化データのArticleとは?メリットや書き方も紹介

構造化データArticle
構造化データってそもそも何?その中でもArticleっていうのがあるらしいけど、メリットとか書き方も教えてほしい

今回はこんな方に向けた記事です。

構造化データのArticleとは?

まず、構造化データについて説明します。一言でいうと、Googleが「このフォーマットに沿って書いてくれたら内容理解できるよ!!」というのを示しているので、それにそって内容を記載することを指します。

なんで構造化データを記載するの?

その答えとしては「Googleにページの内容を正確に理解してもらうため」です。

前提としてGoogleはページの文字を読んでその意味を理解することはできません。そこで構造化データというフォーマットに沿って記載してくれれば、ページ内容をより正確にページを評価あげるよと言ってくれているわけです。

なので、結論としてはページをちゃんと理解してもらい順位を上げたければ構造化データはできる限りきちんと記載しましょうということになります。

構造化データArticleをマークアップするメリット4つ

次に構造化データArticleを記載するメリットについて紹介します。

検索エンジンのクローラーが内容を把握しやすくなる

先ほども少し触れましたが、Googleがページの内容を把握しやすくなるというのがメリットになります。

内容を把握しやすいということは、構造化データを記載していないページと比べてより正確に理解できることからページの評価もきちんとしてくれるわけです。

正確に言うとGoogleの中には世界中のページを見て回るロボットというのがいてそれをクローラーと呼びます。そのクローラーがページを見つけてくれるから検索結果に表示してもらえるという仕組みです。

クローラーの詳しい内容についてはこちらの記事で紹介しています。

ユーザーのクリックを促せる

構造化データをマークアップすると下記画像のように普段よりも大きく記事を表示することができます。

余談ですが、このように目立つように表示されることをリッチリザルトといいます。

目立つように表示されるということはその分、ユーザーの目に留まりやすいということなので、クリックを促すという効果も期待できます。

読者も情報をより早く入手できる

これはユーザーにとってのメリットですが、構造化データは検索結果上にでてくるので、ページをクリックして中まで見なくても欲しい情報を入手できるというメリットがあります。

ユーザーにとって利便性の高いサイト=Googleにとって評価したいサイト

なので、そういった指標で評価を上げてくれる可能性も出てきます。

ちなみにGoogleがどういうサイトを評価していくのかという、根本から理解したいという勉強熱心な方はこちらの記事で解説しているのでご覧ください。

著者名の構造化データは「E-A-T」を高めることができる

現在、Googleは「E-A-T」を重要視してページを評価しています。

E-A-Tとは

E:Expertise(専門性)
A:Authoritativeness(権威性)
T:Trustworthiness(信頼性)

のことでそのページのだれが書いていて、信頼性はあるのか、はたまた権威のある人、サイトか?というのを示しています。

構造化データのArticleには「著者」という項目があるのでそこで権威性や信頼性を評価してもらえる可能性があります。

よくブログなんかで「医師監修」みたいなのが最近多いと思いますが、あれは「医師が監修しているから専門性も権威性も信頼性もありますよ!」とGoogleにアピールしているわけです。

ちなみに医師みたいなすごい肩書でなくてもOKです。例えば、僕が書いているSEO関連の記事であれば「SEO業界の人」というのを示せればEATが高まる可能性があります。

構造化データ作成に便利なツール

では実際に構造化データを作成していく際に便利なツールがあるのでご紹介します。ぼくは仕事でも構造化データを作成するのでよく使うツールを紹介します。

https://technicalseo.com/tools/schema-markup-generator/

こちらです。

上部のプルダウンから作りたい構造化データを選んで項目に沿って記載していけば完成します。

構造化データArticleの書き方3つ

ちなみに、構造化データには3つの書き方があります。

  1. JSON-LD(推奨)
  2. Microdata
  3. RDFa

Googleが推奨しているのはJSON-LDです。

JSON-LD(推奨)

Googleが推奨しているのはこのJSON-LDでの記載です。なので基本これの書き方だけ覚えておけばOKです。

構造化データArticleは下記のフォーマットに沿って記載することで簡単にできます。

構造化データArticleの例

<script type="application/ld+json">
{
  "@context": "https://schema.org",
  "@type": "Article",
  "headline": "",
  "image": "",  
  "author": {
    "@type": "",
    "name": ""
  },  
  "publisher": {
    "@type": "Organization",
    "name": "",
    "logo": {
      "@type": "ImageObject",
      "url": ""
    }
  },
  "datePublished": ""
}
</script>
意味わからん・・もう帰ろうかな。

そう思うのもわかりますが、本当に簡単なので解説だけでも聞いてください。

まず、要点としては「:」のあとの””の中をそれぞれ埋めていけばいいだけです。

Microdata

必要ないので割愛

RDFa

必要ないので割愛

構造化データのチェック・確認方法

たぶん、上記のやり方で構造化データを作っても、本当にリッチリザルト化されるか不安ですよね。

なので、構造化データを作った後の確認方法を紹介します。

https://search.google.com/test/rich-results?hl=ja

上記のサイトに入ってから、作ったコードの部分を入力してみて下さい。

正常に終われば問題ないです。

正常に終わらなければ、必須項目や水晶項目の入力に不備があると思うので再確認が必要です。

構造化データArticleのよくある質問

次に構造化データに関するよくある質問を紹介します

構造化データをマークアップすれば順位は上昇しますか?

結論から言うと「直接的な順位上昇の効果はない」です。

ただし、メリットの部分でも話していますが、リッチリザルトになった結果、クリック率が向上したりEATの部分が評価されたことによる順位上昇の確率は上がります。

なので、結論としては「直接的な効果はないけど、間接的な効果があがる」です。

リッチリザルト化されないのですがなぜですか?

構造化マークアップをすれば必ずリッチリザルト表示されるわけではありません。

ここは、Googleのアルゴリズムでどのサイトをリッチリザルト表示するか判断していると思われています。

なので、リッチリザルト表示されたらいいな~ぐらいで考えておくといいと思います。

まとめ:構造化データArticleをマークアップしてクリック率向上を目指す

今回構造化データArticleについてメリットや書き方について紹介してきました。

正直難しいかもしれませんが、Googleのアルゴリズムでは様々な要素から順位をつけているので、構造化マークアップなど少しでも自分のページの評価をあげてもらえる努力をしていきましょう。

最後に、SEOは「これをやれば上位表示できる!!」といった単純なものではありません。

基本的な考え方は「塵も積もれば山となる」だと僕は思っています。なので、少しずつ改善を続けていくのが重要です。

ABOUT ME
ぐら
法人WEBマーケター。得意領域はSEO対策です。現在は中小企業19社のSEOコンサルを担当しています。このブログでは未経験からWEBマーケターに転職できた方法と、SEOノウハウを発信しています。疑問点などありましたらお気軽にご連絡ください。
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